恵那市営長楽寺墓地にて、追加彫りとお墓のクリーニング・雑草対策
ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。岐阜県恵那市のお墓専門店、加藤石材の5代目加藤椋です。恵那市営長楽寺墓地にて、追加彫りとお墓のクリーニング・雑草対策をご依頼いただきました!
恵那市営長楽寺墓地 追加彫り・クリーニング・雑草対策・古墓片付け
恵那市営長楽寺墓地にお墓をお持ちのお客様から、追加のお名前彫刻をご依頼いただきました。恵那市営墓地は当社のある明智町に集中しており、山にある墓地がほとんどです。長楽寺墓地は山のふもとにある龍護寺さんの霊園と入り口が同じで、その山の中腹から山頂にかけてあるのが長楽寺墓地です。
こちらがご相談いただいたお墓です。苔が台座を中心にたくさんついています。お墓の周りは那智砂利を敷いているようですが、こちらにも苔がたくさん生えています。彫刻の確認とあわせてお話を伺うと、この状態なのでお掃除にもお困りとのことでした。
こちらもお客様が管理されているお墓です。横に長い敷地で、先ほどのお墓の右側にあたります。たくさんの一石五輪塔が並ぶご先祖様のお墓で、「ゆくゆくは永代供養したい」ということで、こちらのお墓を片付けることもお考えでした。
ほかにも古いお墓をたくさん守っておられました。とても広い敷地なので、お参りされるのも管理されるのも大変です。
いま主にお参りをされている代々のお墓は、平成2年に建立されたお墓で、建てられて30年ほど経っています。お墓全体に緑色の苔が見られます。
お墓本体や右手にある墓誌も、台座部分は苔がびっしりついています。巻き石も全体的に黒くなっていました。ご法要も控えているのでそれにあわせてお墓をきれいにしたいというご希望もあり、最終的に今回は追加彫刻とあわせてお墓のクリーニング、雑草対策等をお任せいただくことになりました。
工事の手順としては、まずはお墓のクリーニングから開始しました。こちらはお墓の棹石の彫刻部分です。文字彫刻の中もこのように汚れが入り込んでいます。
クリーニングをするにあたって、土間部分の砂利や土を取り除きました。準備が整ったらクリーニング作業開始です。クリーニング作業は、大量の水を持ち込んで現地で行います。普段は200~250リットルくらいの水を持っていくのですが、今回のお墓は汚れも強いようでしたので、300リットル近い水が必要でした。
クリーニングを終えたところです。文字の中もすっきりと汚れが取れています。水洗いに加えて、汚れの強いところには墓石専用の洗剤を使用して汚れを落としています。文字の中などはスプレーで洗剤をかけ、上から順に大量の水を使って洗浄します。
苔で緑色になっていた足助石(あすけいし)の墓誌台と、表面に汚れがついていた塔婆立も、クリーニングを終えました。墓誌は追加彫刻のため、取り外して工場へ持ち帰っています。
お墓の全体的なクリーニングが終了です。花立などの小物類は持ち帰ってきれいにしています。香炉は、取り外してしまうと納骨口が開いてしまうので、代わりのものを置いています。
次は、雑草対策の工事に移ります。今回は、砂利も苔が付いて汚れていたので取り換えることになり、それにあわせて雑草対策も行うことになりました。まずは下地の土を整えて、準備をします。
敷地全体に防草シートを敷きました。隙間なく丁寧に敷き終えたら、砂利を敷いて完了です。
新しい玉砂利を入れました。香炉は、代わりに置いていた屋根付きのものがいいと気に入っていただいたので、同じタイプをご用意しました。
以前の香炉は線香立等がむき出しの状態でしたが、屋根付きになったので雨の日なども火を絶やさずお参りできます。花立は正面彫刻の色を入れ直し、古いタイプの花筒をステンレス製に交換しました。
工場で洗浄を終えて追加彫刻をした墓誌を設置し、工事がすべて完了です。
墓誌と塔婆立です。汚れや苔がすっきり落ちています。真っ黒になっていた巻き石もきれいになり、石目が見えるようになりました。
彫刻を終えた墓誌です。当社でご案内している「文字の追加彫刻プレミアム」は、追加彫刻に加え、墓誌全体のクリーニング、既存のお名前の色の入れ直しまで行うプランです。彫刻をする機会を利用してきれいにすることができるので、大変ご好評いただいています。
今回のお墓は、裏側にもとてもたくさんのお名前がありました。10数名の方のお名前も色をすべて入れ直しています。汚れが落ちて、文字も読み取りやすくなりました。
完成時には、ちょうどお客様がご夫妻で立ち会ってくださいました。「これで心置きなく法要を迎えられる」と安心していただけました。このたびは、当社にお墓工事をお任せいただきましてありがとうございました。きれいになったお墓を、これからもこれまで同様、大切にお参りいただけますと嬉しい限りです。古いお墓のお片づけもあわせてご相談いただいていますので、引き続きお役に立てるよう努めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。